fucktopusをANSYSで解析するまで(stlをいい感じに解析に突っ込めるようにするまで)
背景
友達がJLC*1の3Dプリントサービスで沢山作ったFucktopus*2を分けて貰ったら、凄くよかったので、 テンション上がって解析することにした。
目的
fucktopusの中指がうまく解析条件を決めたら、動かせそうなので、振動の解析をやって動いてる絵を手に入れる。 解析的な正確性は全く求めない。
結果
中指が動いた。
fucktopusのモーダル解析 pic.twitter.com/eSmlzR1doS
— びー (@kbkbirogy) 2022年7月31日
やること
メッシュを綺麗にする:stlをdesignspaceで読み込む。シュリンクラップ使って、表面綺麗にする。その後に、ソリッドに変換する。
studentsメッシュ制限対策:シュリンクラップをした後に、"規則化"でメッシュをわざと荒くする。 メッシュのサイズコントロールで大きめにする。(要素を四面体にすると、ANSYSの賢い設定モードが外れるっぽい) メッシュの要素次数を線形にして、計算要素を減らす
手順
SpaceClaimで
stl読み込み→表面正常の改善→(ファセットの粗さの調整)→ソリッド変換
を行って、前処理完了。
Mechanical側で、
メッシュを切る→メッシュの設定変更→解析実行
動画版はこれ。
操作はこの動画が分かりやすい。なぜか海外ニキがASMR風っぽい話し方なので、音量に気をつけてほしい。 www.youtube.com
試してダメだったこと
stlを直した後に、ソリッド化にせずに読み込む。
→メッシュの品質が悪いって怒られる。
このエラーを読んでも、ソリッド化しようとはならんやろ!!
fusionでソリッド化する。
→シュリンクラップ的な表面を整える機能がないので、
微妙に壊れたソリッド形状になってしまって、上手くいかない。
動かした感想
ソリッドにする+stlの品質不足のところで、大いに沼った。
もちろん、このタコは解析を想定されていないので、エグメのとんがりとかがあったりするので、そのままだとうまくいかない。
このあたりの難しさをいい感じに踏めたし、面白い動画にもなったので良かった。
ANSYSで中指動いたときは、思わず笑ってしまった。