び忘録

趣味で作ったものとかを記録していきたい

fucktopusをANSYSで解析するまで(stlをいい感じに解析に突っ込めるようにするまで)

背景

 友達がJLC*1の3Dプリントサービスで沢山作ったFucktopus*2を分けて貰ったら、凄くよかったので、 テンション上がって解析することにした。

目的

fucktopusの中指がうまく解析条件を決めたら、動かせそうなので、振動の解析をやって動いてる絵を手に入れる。 解析的な正確性は全く求めない。

結果

中指が動いた。

やること

  • メッシュを綺麗にする:stlをdesignspaceで読み込む。シュリンクラップ使って、表面綺麗にする。その後に、ソリッドに変換する。

  • studentsメッシュ制限対策:シュリンクラップをした後に、"規則化"でメッシュをわざと荒くする。            メッシュのサイズコントロールで大きめにする。(要素を四面体にすると、ANSYSの賢い設定モードが外れるっぽい)            メッシュの要素次数を線形にして、計算要素を減らす

手順

SpaceClaimで
stl読み込み→表面正常の改善→(ファセットの粗さの調整)→ソリッド変換
を行って、前処理完了。
Mechanical側で、
メッシュを切る→メッシュの設定変更→解析実行

動画版はこれ。

youtu.be

操作はこの動画が分かりやすい。なぜか海外ニキがASMR風っぽい話し方なので、音量に気をつけてほしい。 www.youtube.com

試してダメだったこと

stlを直した後に、ソリッド化にせずに読み込む。
→メッシュの品質が悪いって怒られる。 このエラーを読んでも、ソリッド化しようとはならんやろ!!

fusionでソリッド化する。
シュリンクラップ的な表面を整える機能がないので、 微妙に壊れたソリッド形状になってしまって、上手くいかない。

動かした感想

ソリッドにする+stlの品質不足のところで、大いに沼った。 もちろん、このタコは解析を想定されていないので、エグメのとんがりとかがあったりするので、そのままだとうまくいかない。 このあたりの難しさをいい感じに踏めたし、面白い動画にもなったので良かった。
ANSYSで中指動いたときは、思わず笑ってしまった。