び忘録

趣味で作ったものとかを記録していきたい

Flashforge純正PETG と微調整と使用感と

概要

 PETGを使ってみたら,うまくいかない部分があったので,解決方法をまとめる.あと,レビューも
結論からいうと

  • 温度上げる
  • ベッドにシール貼る
  • ラフト周りの設定を変える

でマシになった.
あとは,PETGはPLAより硬そうだねって感想を得た.

PETGとは

 なんか風の噂によると,PLAより強くてABSより反りにくいらしいので,買ってみた

初見です^^

 ノズルが焦げるのが嫌だったので,ノズルの温度は指定温度の最低温度の220度,ベッドの温度は,50度に設定した.
とりあえず,その他の設定は,PLAの設定をそのままもってきた.
いざ使ってみたら,受難が発生した
 

  • ラフトが綺麗に出力できない&ごつごつ音がして全然二層目以降がスパースになる.
  • ラフトがベッドに張り付くようになったら,滅茶苦茶張り付く,ベットから全くはがせない
  • ラフトを頑張ってはがしても,ラフトと造形物をはがせない.

この問題について,とりあえず,対策をしていったので,以下に記す.


完全に失敗フラグを立てていたんだなぁ...

対策編

ラフト汚い&ゴツゴツ問題

 ゴツゴツ音の原因は,フィラメントの吐出が滑らかに言ってなかったのが,悪かったっぽい.
というわけで,とりあえず,ノズルの温度を240度に設定した

ラフトとベッドが異常に張り付く

 色々温度とラフトの設定ををいじったがどうにもならなかった.というわけで,課金して解決することにした.
3Mの3Dプリンター用のシートとPETGの相性が良いらしい,という情報を見つけたので,それをやってみる*1
いい感じにはりつくけども,出力が終わるとぺりっと剥がれてくれるので,いい感じになった.ただし,ベッド表面が汚かったせいで,シートとベッドの間に若干,空気が入るのが不穏である.



ラフトと造形物がはがせない.

 そもそも,PETG自体が層同士の張り付きが強いのがアレなので,この設定がしぶそう.
 ラフトと造形物のクリアランスを調整するといいぞ,ってスライサーは言ってるので,ここをちょっと調整.
 それに加えて,造形物の第一層の冷却スピードが間に合ってないために,ラフトと造形物がくっついてしまう疑惑があるので,シェルの出力スピードもいじる.

周囲のスピード(固体スピード)
 接地面が狭い形状は,これでどうにかなった.接地面積がデカいオブジェクトはこれでも解決できなかったので,ラフトなしで出力することにした.



その他PETG感想

糸引きがすごいみたいな噂

 糸引きがすごいというより,フィラメントの強度が強いので,糸引きが除去しにくいだけな感じもする.
リトラクションの設定して,ファン回してやれば,後処理で十分除去できそうである.
デザインナイフとかでもりもり取れるので,糸引いてても思ったよりストレスはない.

フィラメントの強度の話

 PLAより強い感じがする.積んだレイヤー同士の強さは露骨に強い.
これが,逆に,ラフトの設定のシビアさにつながっているのだけれど...
あとは,硬さの種類的には,靱性が低いけど硬いタイプであった.パキっと折れるタイプ.Mark2 のonyxとかと違って,ねっとり曲がったりとかはしない感じだった.
リンクのおもちゃとか組むときは結構いいかもしれない.

要望

Flashforge社さん!!公式のフィラメントの設定ファイルが欲しいです~~~~!!!